記事: Cyndi Ramirez-Fultonが語る、眠らない街で自分自身を大切にする空間を作る方法

Cyndi Ramirez-Fultonが語る、眠らない街で自分自身を大切にする空間を作る方法
今回の「KORA Konnections」では、Chillhouseの創設者であるCyndi Ramirez-Fultonさんをご紹介します。
Chillhouseは、現代的な感性を取り入れながら、自分自身と向き合うひとときを提案するブランドです。ニューヨーク出身で、移民のエステティシャンを母に持つCyndiさんは、忙しい日常の中で心身を整えることの大切さを若い頃から感じてきました。
日々の生活の中で自分をいたわることにためらいを感じていた経験を通じて、Cyndiさんは自分らしく過ごせる空間作りを目指すようになりました。その想いがChillhouseのコンセプトにもつながっています。
今回は、Cyndiさんが普段取り入れているセルフケアの習慣や、日常の中で心を整えるための考え方、そして多くの女性に向けてセルフケアの時間を届けたいという想いについてご紹介します。
ウェルネスを意識したブランドを立ち上げたきっかけについて教えてください。また、ご自身のこれまでの経験がChillhouseにどのように影響したかも伺えますか?
私が育った頃には、今のような「自分のための時間」や「心と体を整える場所」がなかったんです。だからこそ、自分自身がほしかったような空間やブランドを作りたいと思うようになりました。特に、忙しい日々を送るニューヨークの女性たちが、自分自身を大切にする時間を持てるようなきっかけを届けたいと感じていました。
私は、移民のエステティシャンである母のもとで育ちましたが、大人になるまで「自分のためにケアすること」に少し罪悪感を持っていたんです。でもそれはすごく自然で大切なことだと気づいて、いつしかChillhouseというかたちになりました。子どものころに「こんな場所があったらいいな」と思っていたイメージが、少しずつ形になっていったんです。
若い頃の私は、ずっと忙しくて、自分の健康や心のバランスを後回しにしてしまっていました。そんな暮らしを続けていく中で、「このままじゃだめだ」と思って一念発起しました。だからこそ、自分のペースでリラックスできる空間をつくりたいと思ったんです。
成功したウェルネスブランドを運営するのは大変なこともありますが、忙しい日々の中で自分をしっかりと保ち、バランスを取るために行っている習慣や実践していることは何ですか?
最近はマイアミで過ごしているおかげで、日常の忙しさから少し離れて、よりバランスを取ることができています。朝は子供たちに時間を使い、その後少しだけ運動をするようルーティン化しています。仕事の流れは毎日同じで、仕事を家でしているので、午後には子供たちと一緒に過ごせる時間も増えて、とても充実しています。夜は家で過ごすこともあれば、外に出ることもありますが、最終的には家族と過ごすことが一番大事だと感じています。
自己ケアを日々のルーチンにどのように取り入れているのか、また他の忙しい女性たちにどのように自分の健康を優先するように勧めていますか?
自己ケアを生活に取り入れるためには、しっかりと予定を立てることが大切です。私の方法のひとつは、金曜日には緊急でない限り、特に予定を入れないことです。金曜日は、罪悪感なく自己ケアに専念できる時間として活用しています。もちろん、仕事もきちんとこなしますが、人と会う必要がないため、自分の時間をリラックスして過ごすことができます。私はThe Standardで仕事をしたり、朝にリフレッシュのためにハマム(トルコ式風呂)を利用することがあります。毎週金曜日に行うわけではありませんが、こういった時間を持つことができることに感謝しています。
ウェルネスは非常に幅広い概念ですが、あなたはウェルネスをどのように定義し、Chillhouseはどのようにそれをより多くの人々にアクセスしやすく提供しようとしていますか?
私にとって、ウェルネスとは、今自分がいる場所やライフステージに合わせて、自分に必要なことを行うことです。ウェルネスは、良い栄養を取ることからエネルギーのバランスを整える方法まで、さまざまな形があります。例えば、時にはリラックスしてテレビを見たり、爪を手入れしたり、フェイスマスクをして心身をリフレッシュすることも一部のウェルネスだと思います。また、体調に合わせて専門家の意見を聞き、必要に応じてサプリメントを摂取することもウェルネスの一環です。日々の生活の中で自分を大切にし、ポジティブな影響を与えるものや人との繋がりを大切にすることも重要です。
Chillhouseにとってのウェルネスは、何よりも「自分らしくいること」だと考えています。自分を大切にし、心地よい瞬間を大事にすることが、実は真のウェルネスに繋がると信じています。私たちの目指すのは、コミュニティの皆さんが自分自身を大切にし、その結果として心地よさや充実感を感じられるような体験を提供することです。たとえば、Chill Tips(Chillhouseブランドが提供する、リラックスやウェルネスを促進するための実践的なアドバイスやヒントのこと)から日常生活に小さなリラックスタイムを取り入れたり、私たちの施設で心身を整えることが、日々のウェルネスの実践となります。
KORA Organicsは、ナチュラルでオーガニック認証を受けた成分にこだわりがありますが、ご自身のルーティンで取り入れているお気に入りの製品はありますか?
最近気に入って使っているのは、「T グロー フォーミング クレンザー」と「T ブライト エクスフォリエーティング スクラブ+マスク」です。肌に余計な負担を感じにくく、使用後のさっぱりとした感触が好きで、気づけばよく手に取っています。
ウェルネス分野で女性起業家として活動される中で、特にやりがいを感じる瞬間や、難しいと感じた経験はありますか?
自分と似たような背景を持つ女性たち、たとえば特別な経歴やビジネスの知識がなくても、自分の道を切り拓けるという希望を感じてもらえたらうれしいです。ラテンアメリカ系の女性たちが、私を通して自分らしさを表現できる未来を想像してくれるような存在でありたいと思っています。私自身も、そんな存在に出会いたかったので。
ご自身の価値観やウェルネスの考え方に沿ったブランドづくりを目指す女性たちに、どのようなアドバイスを送りますか?
まずは「自分が心からほしいものをかたちにすること」が大切だと思います。自分が納得できるものなら、その想いはきっと自然とまわりにも伝わっていくと思います。
